感動樹木HP__樹木の見所 (14A10)

名称 ケヤキ(欅)、  別名: ツキ(槻) 
名前の由来:ケヤキは材が堅く木目が美しいところから  「異(け)やけき木」と呼ばれ、(「けやけし」 =他のものより目立っている) 「けやけきき」→「けやけき」→「けやき」と変化していった、との説あり。
分類  ニレ科ケヤキ属、  落葉高木  
見所 *樹高20〜30mの大木に育ち、箒をさかさまにしたように大空に伸びる樹形は豪快な印象を与える。
*日本古来の寿命の長い樹種であり、各地に樹齢数百年・直径1.5mを越える欅の巨木が見られる。全国の巨樹巨木の内、約15%が欅であり数の上で杉につぎ2位の存在である。
*春の新緑・秋の紅葉も美しい。紅葉は個体によって色が異なり、赤茶色、茶色、黄色に色付く。
代表的姿形 樹形:
 主幹の途中から大枝が扇形に広がり、丸い樹冠を形成する。大きい物は高さ30m余りになる。
 落葉した冬樹形は箒のようであり印象的。

夏樹形


冬樹形


樹皮:
 樹皮はほぼ平滑で色は灰白色、老木では鱗片状にはがれる。
葉:
 葉は卵形ではっきりした鋸歯があり、長さは3〜7cmで互生する。葉の表面は濃緑色でざらつき、裏側は灰緑色。



紅葉:
 秋の紅葉も美しい。個体によって色が異なり、赤茶色、茶色、黄色に紅葉する。
花:
 花は4〜 5月頃、雌雄同株で葉の展開と同時に葉の付け根に開花する。花や実は全く目立たない



実:
 果実は小さい核果で10月に暗褐色に熟す。葉や枝と一緒に風に舞いながら落ちる。
分布 *本州、四国、九州に分布し、暖地では丘陵部から山地、寒冷地では平地まで自生する。
利用 *木目が美しく、磨くと著しい光沢を生じる。堅くて摩耗に強いので、家具・建具等の指物や太鼓等に使われる。日本家屋の建築用材としても古くから多用され、神社仏閣などにも用いられた。
*姿が美しく紅葉も美しいので公園樹や街路樹としても使われる。
その他 *宮城県、福島県、埼玉県は欅を県の木に指定。仙台市、千葉市など全国78の市区町村が欅を自治体の木に指定している。その内関東地方が46で最も多く、欅が関東地方を代表する樹木であると言える。
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