(112) 四季を通じて楽しむ 丘の上の桜 「花に三春の約あり」とは良く言ったもので、今年もまた見事な桜の花が咲きました。また「花の命は短くて・・」も太古の昔から変わらず、花の時期はあっという間に過ぎ去ってしまいます。もうすこし長くゆっくりと桜を楽しみたいと思っておられる方は多いのではないでしょうか。そのような方の期待に応える桜が、横浜市都筑区八幡山公園にあります。早速見に行きましょう。 |
(112-1) 春の桜 八幡山公園の見晴らしの良い丘の上に10本位のソメイヨシノ(染井吉野)が1列に並んでいます。樹齢は40~50年と思われる中々の大木で「丘の上の桜」と呼ばれ、遠くからも良く見えます。今年もまた見事な花を咲かせてくれました。 |
(112-2) 葉桜 |
(112-3)夏の桜 長さ10cm以上の比較的大きな葉を密に付ける桜の真夏の緑は、春の華麗な姿からは想像できない力強さが感じられます。樹高10m余になる丘の上の桜は大きく枝を広げ、ゆったりとした木陰を作っています。さわやかな風が吹き抜ける丘の上の桜の木蔭は、夏の日の散歩の定番コースです。(写真撮影:2014年9月2日) |
桜は四季の変化がはっきりと表れる樹種です。私たちの身の回りには沢山の色々な桜の木がありますから、その中からお気に入りの桜を見つけて置き、四季折々の変化を観察していれば多くの楽しい発見があるでしょう。 |
(112-4) 桜の紅葉 秋も深まり冷え込みが厳しくなると、丘の上の桜は他の樹木より一足早く色付きます。春の花があまりにも綺麗なためか、桜の紅葉はあまり注目されませんが、ボリューム感たっぷりの桜の紅葉は中々に見捨てたものではありません。大木全体が赤茶色に染まり、澄み切った青空の中に立つ丘の上の桜は秋の深まりを実感させてくれます。(写真撮影:2014年11月18日) |
(112-5) 冬枯れの桜 冬枯れの桜もいろいろ見所を提供してくれます。雪が降った日の朝、雪化粧した桜が朝日を受けて輝く姿など格別です。 |
周囲を見渡せる八幡山公園の丘は、地域では人気の初日の出参拝スポットです。元旦の朝には沢山の人が丘に登り御来光を待ちますが、多くの人は丘の上の桜を背にして御来光を拝みます。それも悪くはないのですが、ここは上写真の様に丘の上の桜越しに御来光を拝むのはどうでしょう。丘の上の桜と共に新年を迎え、「また今年も綺麗な花を見せてくださいよ」の気持ちが桜に伝わるのではないでしょうか。(写真撮影:2016年1月1日) |
樹木写真の属性 | |
樹 種 | ソメイヨシノ(染井吉野) [バラ科サクラ属] (「樹木の見所」のページにリンクしています) |
樹木の所在地 | 横浜市都筑区中川七丁目 中川八幡山公園 |
撮影年月 | 本文に記載 |
投稿者 | 中村 靖 |
投稿者住所 | 横浜市都筑区中川中央 |
その他 |