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(141) 豊富な着生植物に心和む 下関市・滝部八幡宮のイチイガシ(一位樫) 滝部八幡宮にはちょっとレアなイチイガシ(一位樫)の巨木があります。このイチイガシはカシ(樫)の木が貴重な存在であった昔のことを今に伝える巨木としても十分魅力的ですが、多くの着生植物と共生し樹木の優しさを顕していることも秘めた魅力です。 |
(141-1) 神社のシンボルとなるイチイガシ |
(141-2) 風格あるイチイガシ巨木 滝部八幡宮のイチイガシも期待に違わず堂々とした巨木に育っています。幹周り5.3m(幹の直径約1.7m)、樹高約18m、推定樹齢700年以上、樫の木としてはまれに見る巨木であり、山口県下のトップクラスの樫巨木として県指定天然記念物になっています。 |
カシ(樫)はその字が示すように、材質が非常に堅いため、昔は農機具、工具や船の櫓の材料として賞用されてきました。農林漁業が中心であった昔の人々の樫の木に対する畏敬と感謝の気持ちは、今日の私たちには想像もつかないほどだったでしょう。神社に残るイチイガシ巨木が昔の人々の樫の木に対する厚い思いを今に伝えています。 |
(141-3) 葉裏が黄褐色のイチイガシ |
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樹木写真の属性 | |
樹 種 | イチイガシ(一位樫)[ブナ科コナラ属] (「樹木の見所」のページにリンクしています) |
樹木の所在地 | 山口県下関市豊北町大字滝部3158 |
撮影年月 | 2016年8月 |
投稿者 | 木村 樹太郎 |
投稿者住所 | 島根県邑智郡川本町 |
その他 |