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(149) 多様な桜を楽しめる
横浜市都筑区の桜済々

横浜市都筑区は40年前頃に開発された港北ニュータウンがベースになっていますが、「水と緑のまちずくり」を開発理念とし、公園・遊歩道・緑道・森林公園が充実した町です。花の季節になれば随所に多様なお花見スポットが現れ、市民を楽しませてくれます。ここでそのいくつかを紹介します。
今年は新型コロナウイルス騒ぎで、お花見をあきらめた方が多いのではないかと思いまが、このHPを通じてオンラインで時空を超えてお花見をして頂ければ幸いです。

  

  (149-1) 丘の上の桜
ここでは見晴らしの良い丘の上に数本の桜の大木がそびえています。山登りで頂上に立った時の爽快感と、満開の桜を目にした時の高揚感にひたりながら、感動的な桜を楽しむことが出来ます。
桜の所在:都筑区中川七丁目 中川八幡山公園、 写真撮影:2015年3月31日
 
感動的な桜景観には「三春の滝桜」のように1本の桜巨樹が生み出すものと、一目千本と言われる「吉野の桜」のように非常に多数の桜が集合して生み出す桜景観がありますが、この丘の上の桜は複数本が集まっていながら一本桜の魅力があります。

 

 (149-2) 広場を取り囲む桜 

 ここでは広い円形の多目的広場の周囲に桜がズラリと並んでいます。広場の中に入ると、グルリと周囲を桜に取り囲まれていながら、広場が非常に広いため桜の圧迫感は無く、さわやかな開放感の中で桜を楽しむことが出来ます。

桜の所在:都筑区中川四丁目 山崎公園
写真撮影:2014年4月2日

  

  (149-3) せせらぎを覆う桜のトンネル
ここではせせらぎを挟む堤防の上の桜が大きく枝を伸ばし、花のトンネルができています。せせらぎに沿う緑道は2km余り続き、ここでは一か所に留まって花見の宴を開くのではなく、延々と続く花のトンネルを散策しながら桜を楽しむ、まさにコロナ禍時代に打って付けのお花見スポットです。
桜の所在:都筑区東方町 江川せせらぎ緑道、 写真撮影:2014年4月4日
 
 せせらぎを流れる水は下水処理場からの排出水を利用したもので、深山の渓流の様にきれいな水が流れています。花もピークを過ぎ桜吹雪になるころ、無数の花びらが清流に浮かび流れる様も、他では味わえない桜景観です。

 

 (149-4) 水面に映る満開の桜 

 ここでは大きな池の周りに桜が立ち並び、水面に映る満開の桜が素敵です。写真には写っていませんが池のほとりには茅葺の古民家もあり、のどかな桜景観を楽しむことが出来ます。港北ニュータウンの開発理念「水と緑のまちずくり」を代表する様なお花見スポットです。

桜の所在:都筑区新栄町 せせらぎ公園
写真撮影:2016年4月5日
 

   

  (149-5)先人の英知を語る桜
小高い丘の日当たりが良い斜面に沢山のサクラが咲き誇ります。丘の上から目の前に広がる桜の花を見ていると、桜の海に浮かんでいるような気持ちになります。丘の頂上には下写真の様な円形の大きなモニュメントが、満開の桜を見渡すかのように立っています。このモニュメント、単純な円形でなく三つの断片から成っており、何かいわくありそうです。
桜の所在:都筑区茅ヶ崎中央 都筑中央公園、 写真撮影:2019年4月5日
 
三つの断片を組み合わせて造られた円形のモニュメントは、この地(港北ニュータウン)の歴史を語っています。50年前、一面の雑木林であったこの都筑郡の地がニュータウンとして開発されるとき、地権者・横浜市・開発公団の3者が英知と力を合わせて先進的な緑豊かなニュータウンを開発したことを記念するモニュメントです。

 

   樹木写真の属性
 樹  種 ソメイヨシノ(染井吉野)[バラ科サクラ属・品種]
(「樹木の見所」のページにリンクしています)
 樹木の所在地 本文に記載
 撮影年月 本文に記載
 投稿者  中村 靖   
 投稿者住所  横浜市都筑区中川中央
 その他