[気になる樹コーナー]

散歩の途中や旅行先などで見つけた「気になる樹」、評判を聞いて見てきた「気になる」、などなど。
このコーナーでは「気になる樹」を、気軽に紹介し合います。
気になる樹」がありましたら、1枚でもOKですから写真に撮ってHP管理者にメールで送って下さい。
このコーナーで順次紹介させて頂きます。

[掲載番号],(掲載年月) / 写 真 説 明
 [KK216],(2023-12)   表 題: 今年秋の狂い咲き3連発
コメント:
 今年の秋は驚くほど多くの狂い咲きの花を見ました。左写真は11月上旬に見た狂い咲きのツツジ、オオデマリ、ブラシノキの花で、いずれも本来は4,5月に花を咲かせる樹木です。ツツジは比較的狂い咲きが多いのですが、オオデマリ、ブラシノキの狂い咲きは珍しく、今年初めて見ました。今年秋に特に狂い咲きが多いのは夏の猛暑も影響しているでしょう。
 狂い咲きの花はサプライズ性があり、見付けるのは楽しいのですが、これは樹木が地球温暖化に苦しむ姿かと思うとき、喜んでばかりはおれません。

樹 種: ツツジ、オオデマリ、ブラシノキ
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区大棚西 大塚公園他 
写真撮影年月:
2023年11月上旬
紹介者: 神奈川県横浜市都筑区 中村
 [KK215],(2023-6)  表 題: 上から見るヤマボウシの花は素晴らしい!!
コメント:
 ヤマボウシは葉が茂ってから葉の上に花を咲かせるために、下から見るとその素晴らしさが十分に伝わりませんが、5月中旬ころ、ヤマボウシの花が咲いているところを陸橋の上から見ることができ、左写真の様な見事な写真を撮ることができました。
 「上から目線」は良くないと言われますが、ヤマボウシやネムノキなど、葉の上に花を咲かせる樹木の鑑賞には上から目線も許されるのではないでしょうか。

樹 種: ヤマボウシ(山法師)、[ミズキ科サンシュユ属]
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区北山田六丁目 
写真撮影年月:
2023年 5月中旬
紹介者: 神奈川県横浜市都筑区 中村
 [KK214],(2023-5) 表 題: 新種の枝垂れ桜か?

 山下公園を散策していたら、写真の様に枝垂れた枝に沢山の花を咲かせた木が目にとまりました。普通の枝垂れ桜にしては時期が遅いし、花の色も淡い黄色で見なれた枝垂れ桜と違い、これまで見たことが無い花景観ですので、新種の花木かと期待して近づいて良く見ると、桜の木にモッコウバラが巻きついているのでした。
 モッコウバラに限らず蔓性の花木は思いがけない樹木に巻き付き、思いがけない花景観を作って、見る人がしばしば騙されますが、これもまた樹木ウオッチングの楽しみですね。

樹 種: モッコウバラ(木香バラ)[バラ科バラ属]
樹木の所在場所: 横浜市西区山下町 山下公園
写真撮影年月: 2023年 4月中旬
紹介者: 横浜市都筑区中川中央 MNさん
[KK213],(2023-5)   表 題: もはや老々介護松?
コメント:
 川和富士と呼ばれる冨士塚の麓に、妙に寄りそう赤松と黒松のペアーを発見し、その寄りそい具合から「新婚夫婦松」と名付けてこのHPで以前紹介しました。8年ぶりにその松を訪ねたら新婚夫婦松は健在で、左写真の様にその寄りそい具合は一層強くなっているように見えました。
 ますます中睦まじく結構なこととはじめは思いましたが、良く見るとその姿は寄り沿うというよりは、もたれかかっていると言った方が良さそうです。これでは新婚夫婦松と言うよりは「老々介護松」と言った方が良さそうで、苦笑させられました。


樹 種: 赤松、黒松、[マツ科マツ属]
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区富士見ヶ丘 川和富士公園 
写真撮影年月:
2023年 2月中旬

紹介者: 神奈川県横浜市都筑区 中村
  [KK212],(2023-4)  表 題: コブシと思っていたものはシデコブシでした
コメント:
 畑に植わっている高さ3m位の木、毎年春先に写真の様な目立つ花を咲かせます。花の色の感じはサラサモクレン(更紗木蓮)に似ていますが、花ビラの感じはコブシ(辛夷)に似ていて、全体の感じはコブシに近いものです。一般にコブシの花色は白が主体でこれほど赤紫色が目立ちませんので、これをコブシとするには疑問も残りますが、あまり深く詮索せずこれまでコブシとしてきました。
 最近、シデコブシと言うのが有ると知り、図鑑で調べてみるとこれはシデコブシ(四手辛夷)とするのが一番落ち着きが良いようです。シデコブシは細長い花ビラが垂れ下がる様がシデ(四手)に似ていることからその名があります。なおシデコブシは準絶滅危惧種に指定されている貴重な樹種のようです。

樹 種: シデコブシ(四手辛夷)、[モクレン科モクレン属] 
樹木の所在場所:
 島根県邑智郡川本町
写真撮影年月: 2022年3月下旬
紹介者:
島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
 [KK211],(2023-4)   表 題: 桜は死して皮を残す
コメント:
 公園を散策くしていたら妙な雰囲気の枯れ木が立っていました。近付いてよく見ると桜の枯れ木で、幹はかなり朽ちていましたが皮は残り、左写真左側のように朽ちた幹に胴巻きのように残っていました。桜の皮は美しく丈夫なため、写真右側のように茶筒など工芸品に使われることは知っていましたが、実際にこのように桜の皮だけが残っているのを見ると、「桜は死して皮を残す」かと納得させられました。

樹 種: サクラ(桜)、[バラ科サクラ属]
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区茅ヶ崎中央 牛久保公園 
写真撮影年月:
2021年 3月中旬
紹介者: 神奈川県横浜市都筑区 中村
 [KK210],(2023-3)  表 題: マサキの三役そろい踏み

 冬場の運動不足を解消しようと外に出て川べりを散策していたら、黄色く鮮やかに色付いている木がありました。黄葉はみな散ってしまったこの時期に何だろうと近ずいて見るとキンマサキ(金正木)の大木でした。マサキ類は普通庭木として植えられていて、せいぜい人の高さ位のものしか見ていませんでしたので、高さ5mはあろうかと思われるその大きさに驚かされました。
 さらに驚くことに、キンマサキだけでなく、隣りには緑の葉を付けた普通のマサキ(正木)と斑入り葉のマサキが並んでいました。どれもおどろくような大木で、まさにマサキの三役そろい踏みです

樹 種: マサキ(正木)[ニシキギ科ニシキギ属]
樹木の所在場所: 横浜市都筑区中川八丁目
写真撮影年月: 2023年 1月下旬
紹介者: 横浜市都筑区中川中央 MNさん
 [KK209],(2023-3)  表 題: ブドウの様にたわわに実るシャリンバイの実
コメント:
 昨年秋はカキやクロガネモチの実が豊作でしたが、他の樹木の実も豊作だったようで、公園を散策していたら写真の様なシャリンバイの実が、たわわに実りまるでブドウの房のようにぶら下がっていました。
 シャリンバイは常緑樹で実は黒紫色ですので、実が付いていても目立たず気付かないことが多いのですが、写真の様に沢山の実が付くと何かに利用できないかと思ってしまいます。しかし実は非常に硬く、またタンニンが多く含まれ苦いので、煮ても焼いても食べられないのは残念です。実が非常に硬く長持ちするので飾りに使うのはよさそうです。

樹 種: シャリンバイ(車輪梅)、[バラ科シャリンバイ属]
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区茅ヶ崎中央 都筑中央公園 
写真撮影年月:
2023年 1月中旬
紹介者: 神奈川県横浜市都筑区 中村
 [KK208],(2023-2)  表 題: 正月に桜の花が!!

コメント:
 正月三ゲ日も過ぎ運動不足を解消しようと外に出てみたら、いつも定点観察している十月桜の木が薄らとピンク色をしていました。まさかと思い近ずいて見ると、驚くことには桜の花が咲いているではありませんか!!十月桜はその名が示す様に10月から11月頃に花を咲かせますので、正月に桜の花を見るのはこれまで経験したことが有りません。これも地球温暖化による植物の変調でしょうか。

樹 種: ジュウガツザクラ(十月桜)[バラ科サクラ属]
樹木の所在場所: 横浜市都筑区中川六丁目
写真撮影年月: 2023年 1月上旬
紹介者: 横浜市都筑区中川中央 MNさん
 
 [KK207],(2023-2)  表 題: 異様に赤く染まるクロガネモチ並木
コメント:
 今シーズンはクロガネモチの実が豊作で、赤い実が目を楽しませてくれています。正月早々に外を散策していたら、時々通るクロガネモチ並木が左写真の様に異様に赤く染まっておりビックリ。クロガネモチは常緑樹ですから赤い実を付けても緑の葉に隠れ木全体がこれほど赤くなることはめったに見ません。 赤い実が多いことの上に緑の葉が例年になく少ないため木全体が赤くなっているように思われました。彩りが少ないこの時期ですから、見事な赤い木は見ていて楽しいのですが、これも昨今の異常気象が原因でなければ良いのですが。

樹 種: クロガネモチ(黒鉄黐)、[モチノキ科モチノキ属]
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区中川中央二丁目 
写真撮影年月:
2023年 1月上旬
紹介者: 神奈川県横浜市都筑区 中村
 
  [KK206],(2023-1)  表 題: 12月にヤマボウシの花が!

コメント:
 12月中旬、晩秋の緑道を散策していたら写真のような白い花を咲かせた木がありました。この時期には花が非常に少なくなりますのでオヤと思い近づいて見るとヤマボウシの花でした。ヤマボウシの花期は6,7月ですから、これは狂い咲きでしょうが、地球温暖化の影響でしょうか。いずれにしろ紅葉と共に咲く珍しいヤマボウシの写真がとれました。

樹 種: ヤマボウシ(山法師)[ミズキ科ミズキ属]
樹木の所在場所: 横浜市都筑区牛久保東二丁目
写真撮影年月: 2022年 12月中旬
紹介者: 横浜市都筑区中川中央 MNさん
  [KK205],(2023-1)  表 題: 12月に銀座のカツラ並木が青々と!
コメント:
 12月上旬、東京に行く機会があり銀座のカツラ並木の紅葉を見ようと訪ねました。横浜地域では12月ともなるとカツラはほとんど葉を落としていますが、はたして銀座のカツラはどうか?訪ねてみると写真のように銀座のカツラ並木は青々と葉を茂らせておりビックリ。
 東京はヒートアイランド現象で温暖化が進んでいると聞きますのでそれが原因か。あるいは不夜城の夜間照明が原因か。
 なお、写真の背景に写っているアップル印のあるビルは、隈研吾氏の設計による13階建ての木造ビルです。

樹 種: カツラ(桂)、[カツラ科カツラ属]
樹木の所在場所:
 東京都中央区銀座一丁目~八丁目 
写真撮影年月:
2022年12月上旬
紹介者: 神奈川県横浜市都筑区 中村
  [KK204],(2022-12)  表 題: 真黒なモミジバフウの秋葉

コメント:
 今年もモミジバフウが鮮やかに紅葉しました。定点観察をしているモミジバフウ並木を訪ね、童心に帰って色とりどりの落ち葉を拾い集めていたら、中に真黒な葉がありました。オヤと思い木を良く見たら一部の枝の葉が真黒になっていましたから、真黒な落ち葉も間違いなくモミジバフウの葉です。真黒な秋葉はあまり見たことが有りませんので、これは病変か、個体差か気になるモミジバフウの秋葉です。

樹 種: モミジバフウ(もみじ葉楓)[フウ科フウ属]
樹木の所在場所: 横浜市都筑区牛久保東一丁目
写真撮影年月:2022年 11月中旬
紹介者:横浜市都筑区中川中央 MNさん
 [KK203],(2022-12)   表 題: カエデ類は逆光で見るのが一番
コメント:
 紅葉を楽しもうと近隣を散策していたら、住宅街の一角にひときわ色鮮やかに輝く木があり写真に収めました。近ずいて良く見たらコハウチワカエデの紅葉でした。夕日を受けて見ている位置からは逆光となり、透過光で見ていたので、ひときわ色鮮やかな写真になったのです。
 一般にカエデ類は葉が薄いので反射光で見るよりは透過した光で見る方が色鮮やかできれいだということは知識では知っていましたが、実際に経験して納得しました。

樹 種: コハウチワカエデ(小羽団扇楓)、[ムクロジ科カエデ属]
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区牛久保東一丁目 
写真撮影年月:
2021年12月上旬
紹介者: 神奈川県横浜市都筑区 中村
  [KK202],(2022-11)  表 題: 空中に咲く?バラの花
コメント:
 公園を散策していたら、木の幹に張り付いたようにポツリと赤い花が咲いていました。オヤと思い見る位置をずらすと赤い花の位置も変わり、まるで空中に花が咲いているような感じでした。不思議なこともあるものだと近付いてよく見たら、バラの細い枝が1.5m位長く伸びその先端に花が咲いているのでした。それにしても離れた位置からでは見えないほどの細くて長い枝の先に、大きな花を支えておれるとは、バラの枝はかなり強じんなようですね。

樹 種: バラ(薔薇)
樹木の所在場所:
 横浜市中区 イングリッシュローズガーデン
写真撮影年月:
2020年11月
紹介者: 神奈川県横浜市都筑区 中村
 [KK201],(2022-11)   表 題: 半分だけ紅葉したケヤキ
コメント:
 近くのケヤキの木、半分だけ早く紅葉する特徴があります。ケヤキの紅葉はかなり差があり、紅葉の速さや色にかなりの個体差が見られますが、それもほとんどは別々の木の場合です。一本の木の中では日が良く当たる部分とそうでない部分では紅葉の速度に差が表れることがありますが、写真のケヤキは右側が南で左半分は日当たりが悪い方ですので、必ずしも日当たりが原因とも思われません。
 ここに紹介するケヤキではほぼ毎年のように左半分が早く紅葉しますから、このような個体差の表れ方は珍しいのではないでしょうか。

樹 種: ケヤキ(欅) 
樹木の所在場所:
 島根県邑智郡川本町
写真撮影年月: 2022年10月中旬
紹介者:
島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
 [KK200],(2022-10)  表 題: もしかして黄金杉?
コメント:
 コロナ運動不足を解消すべく久しぶりに遠歩きをしていたら、写真の様な黄色が目立つ木(樹高10m以上のかなり大きい木)を見つけました。樹形はスギ(杉)に非常によく似ており、近づいて良く見ると葉もスギに似ていました。もしかしてこれは黄金杉と呼ばれるものか?黄金杉はスギの突然変異と言われ非常に珍しいものです。もしこれが黄金杉なら大発見と感動しました。
 葉が黄色になる針葉樹にゴールドクレストという園芸品種がありますのでそれなのか。今後木の特徴を詳しく調べるとともに、葉の黄色が安定しているか等、継続してウォッチングする楽しみが増えました。

樹 種: スギ(杉)? 
樹木の所在場所:
 島根県邑智郡川本町
写真撮影年月: 2021年 9月中旬
紹介者:
島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
[KK199],(2022-10)  表 題: 幹が異様に円錐形の樹木
コメント:
 公園を散策していたら左写真右側のように幹が異様に円錐形になっている木が目に留まりました。近づいてよく見るとスズカケノキの大木でした。スズカケノキの大木はしばしばこのような樹形になるのを見かけますが、これはこれでどっしりと安定感があり面白い樹形です。
 周りを良くみたら後方にも左写真左側のような似た木があり、近づいてよく見たらクスノキでした。クスノキがこのような樹形になるのは珍しいですね。この土地は木の幹を円錐形にする要因が何かあるのかもしれません。

樹 種: スズカケノキ(鈴懸の木)、クスノキ(楠)
樹木の所在場所:
 東京都千代田区 日比谷公園
写真撮影年月:
2019年7月
紹介者: 神奈川県横浜市都筑区 中村
[KK198],(2022-9) 表 題: サザンカの茂みの中に小鳥の巣
コメント:
 庭のサザンカの木が茂りすぎているので、盆の前に綺麗にしようと勢いよく枝を切っていたら中から卵が四つもある小鳥の巣が出てきました。ゴメン!ゴメン!とあわてて枝を切るのを止めましたが、鳥の巣が上から丸見えの状態に。
 しばらく様子を見ていたら、親鳥らしい小鳥が帰ってきて、すっかり様子が変わってしまったことに驚いたのか、何度も行ったり来たりしながら様子を伺っていましたが、そのうちあきらめて飛び去ってしまいました。地獄に落ちる種がまた一つ増えたような気がします。

樹 種: サザンカ(山茶花)[ツバキ科ツバキ属]
樹木の所在場所:
 島根県邑智郡川本町田窪
写真撮影年月:2022年 8月上旬
紹介者:島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
 [KK197],(2022-9) 表 題: 花模様で装うケヤキ
コメント:
 過日、公園を散策していたら花模様の服を着ているようなケヤキの大木を目にしました。オヤと思って良く見たら樹皮が剝げ落ちた跡が花模様のようになっていたのです。ケヤキは樹皮が剥げ落ち不規則な模様ができますが、このように花模様のように剥がれ落ちるのは面白いですね。

樹 種: ケヤキ(欅)[ニレ科ケヤキ属]
樹木の所在場所:
 横浜市中区 横浜公園
写真撮影年月:
2022年3月上旬
紹介者: 神奈川県横浜市都筑区 中村
  [KK196],(2022-8)  表 題: 青い実を大量に落とすナンジャモンジャ
コメント:
 梅雨の晴れ間を見て緑道を散策していたら、頭の上にポトンと落ちてくるものがありました。おやと思って見上げたらナンジャモンジャの木で、左写真左側の様にあちらこちらにかなり大きくなった実が付いていました。しかし驚いたことに木の下には右側写真の様にたくさんの青い実が落ちているではありませんか。木は実が成りすぎると、自然摘果である程度実を落とすことがあるのですが、こんなに大量に青い実を落とすのは異常です。この夏の猛暑に耐えかねて実を落としているのでしょうか。

樹 種: ヒトツバタゴ(一つ葉たご)[モクセイ科ヒトツバタゴ属]
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区牛久保一丁目 くさぶえのみち
写真撮影年月:
2022年7月中旬
紹介者: 神奈川県横浜市都筑区 中村
  [KK195],(2022-8)  表 題: 一から再出発のイチョウ

コメント:
 近くのお寺の庭に樹齢100年余と思われるイチョウの大木があり、お寺の由緒の深さを物語っていました。特に秋の黄葉は素晴らしく訪ねていくのが楽しみでした。そんなイチョウ大木が或るとき根元からバッサリ切られ無くなり、とても残念な気持ちでした。過日、久しぶりにこのお寺を訪ねたら、写真の様にイチョウの切り株から新たな芽が出ており感動しました。
 イチョウはこの地球上で2億年以上も命を繋いでいる、もっとも生命力の強い樹だそうですが、100年余の蓄積を失いながら、また1から再出発するイチョウに拍手を送りたくなりました。

樹 種: イチョウ(銀杏)[イチョウ科イチョウ属]
樹木の所在場所: 横浜市都筑区茅ヶ崎東
写真撮影年月:2022年 4月下旬
紹介者:横浜市都筑区中川中央 MNさん
 [KK194],(2022-7)  表 題: 6月に赤い実が綺麗なクロガネモチ
コメント:

 遠くから見ても赤い実がとても綺麗で、近づいてみると横浜市都筑区庁舎の落成記念樹として植えられたクロガネモチでした。近くにもクロガネモチが何本か植わってましたが赤い実はついておらず、この時期まで実が残っているのは珍しいのでしょうか。この一本がひときわ目立っていました。
樹 種: クロガネモチ(黒鉄黐)[モチノキ科モチノキ属]
樹木の所在場所: 横浜市都筑区役所前 
写真撮影年月: 2022年 6月中旬
紹介者: 横浜市都筑区 TSさん

HP管理者追記:
 図鑑を見るとクロガネモチの赤い実は10月~翌年2月となっています。現場で確認したら、今年の青い小さい実も付いていましたから、赤いのは昨年の実でしょう。6月まで赤い実が残っているのは大変珍しいと思います。
[KK193],(2022-7)   表 題: もうアメリカデイコが満開に
コメント:
 アジサイを見ようと横浜の八景島に行ったら、近くの海の公園で何か赤く目立つ花が咲いていました。近づいて見るとアメリカデイコが満開になっていました。
アメリカデイコといえば夏の花ですが、私たち人間が6月=アジサイと固定観念に捕らわれているうちに、自然界はサッサとその先を行っているなと反省させられました。

樹 種:アメリカデイコ(アメリカ梯梧)[マメ科デイコ属]
樹木の所在場所:
 横浜市金沢区海の公園
写真撮影年月:
2022年6月中旬
紹介者: 神奈川県横浜市都筑区 中村
[KK192],(2022-6)  表 題: ハトノキ(鳩の木)に平和を祈る
コメント:
 ハトノキと言うのはハンカチノキの別名ですが、昨年この木の花を見に行ったところ少し遅くて良い花を見ることができなかったので、今年は早めに見に行きました。満開に近い見事な花を見ることが出来ました。確かに二枚の白い花弁(の様に見える部分)はハトが飛んでいる姿に似ていますね。
 昨年はこの木をハンカチノキとして紹介しましたが、この1年の間にロシアによる侵略戦争が始まりましたので、今年は平和の象徴ハトを想起し、ハトノキに平和を祈る気持ちで紹介します。
樹 種: ハンカチノキ(別名ハトノキ)[ミズキ科ハンカチノキ属]
樹木の所在場所: 横浜市緑区鴨居 鴨居原市民の森 
写真撮影年月:2022年 5月中旬
紹介者:横浜市都筑区中川中央 MNさん
[KK191],(2022-6)  表 題: 黒紫色のシロダモの新葉
コメント:
 5月中旬、筍を採りに行ったら案の定殆どの筍は大きくなりすぎて、殆ど収穫が有りませんでしたが、竹藪の中に風変わりな花のようなものを見付けました。オヤと思ってよく見ると花ではなくシロダモの新葉でした。シロダモの新葉には産毛がいっぱい生えているので、これに光が反射し銀白色に見えることが多いのですが、このように黒紫色の新葉は初めて見ました。珍しいのではないでしょうか。
樹 種: シロダモ(白だも)[クスノキ科シロダモ属
樹木の所在場所:
 島根県邑智郡川本町田窪
写真撮影年月:2022年 5月中旬
紹介者:島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
 [KK190],(2022-5)   表 題: 二段咲きのツバキを発見!
コメント:
 ツバキは花の色や咲き方など、変化したものが多いと聞き、日ごろ注意して見ているのですが、先日早朝散歩の途中、二段咲きのツバキと思われるものを 発見しました。 写真の様に八重咲のツバキの花びらの間からオシベが出ており、花が二段重ねになっており、このようなものを二段咲きと言うのではないでしょうか?
樹 種: ツバキ(椿)[ツバキ科ツバキ属]
樹木の所在場所: 横浜市都筑区中川八丁目 
写真撮影年月:2022年 4月中旬
紹介者:横浜市都筑区中川中央 MNさん

HP管理者追記:
 八重咲のツバキには蓮華咲、二段咲、宝珠咲、牡丹咲、千重咲などバリエーション豊富ですが、写真のもは二段咲きですね。良く見付けましたね。
 [KK189],(2022-5)   表 題: 局所的に異常に早く葉が展開したケヤキ
コメント:
 桜も終わったので新葉を楽しもうと公園を散策していたら、写真の様にチョット風変わりな樹が目に入ってきました。よく見るとケヤキ(欅)で一部の枝のみ異常に早く葉が展開していました。欅は枝により葉の展開にバラツキが多いのですが、これほど顕著な差が見られるのはビックリものです。
 なぜこのような現象が起こるのか、一過性のものか、固定した特徴か、来年春も継続して観察することにしましょう。

樹 種: ケヤキ(欅)[ニレ科ケヤキ属]
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区大棚西 大塚公園
写真撮影年月:
2022年4月中旬
紹介者: 神奈川県横浜市都筑区 中村
 [KK188],(2022-4)  表 題: ウクライナに思いを馳せる天国に一番近い桃源郷
コメント:
 R国によるウクライナへの武力侵攻の報道を見るにつけ、居た堪れなくなり「天国に一番近い桃源郷」と呼ばれる地(旧口羽村川角地区)を訪ねました。この地は、かつてR国(当時ソ連)によるシベリア抑留により若くして死んだ父の故郷です。
 桃の花には少し早かったのですが、ウクライナの国旗を連想させるかのように、青ぞらの下にレンギョウと菜の花が黄色い花をいっぱい咲かせていました。

樹 種: レンギョウ(連翹) 
樹木の所在場所:
 島根県邑智郡邑南町下口羽川角
写真撮影年月: 2022年3月下旬
紹介者:
島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
[KK187],(2022-4)  表 題: ひときわ濃い紅色のベニバナアセビ
コメント:
 アセビの花は白が基本ですが、ピンク、濃赤色、斑入り等の花を咲かせる園芸品種[ベニバナアセビ]もあります。三渓園で見たアセビはひときわ濃い紅色をしており、写真に撮りたくなる花を咲かせていました。


樹 種: アセビ(馬酔木)[ツツジ科アセビ属]
樹木の所在場所:
 横浜市中区本牧三之谷 三渓園
写真撮影年月:
2021年 3月下旬
紹介者: 神奈川県横浜市都筑区 中村
[KK186],(2022-3) 表 題: 春を感じさせる散り椿
コメント:
 春の気配を求めて公園を散策していたら、写真のような散り椿が目に入ってきて春の到来を実感しました。
 ツバキ(椿)は冬のうちから花を咲かせているのですが、常緑樹のため花が葉に隠れて目立ちません。しかし春が近づき散り椿になると目立ちます。ツバキ(椿)は木偏に春と書くのも、散り椿を見ると納得させられます。

樹 種: ヤブツバキ(藪椿)[ツバキ科ツバキ属]
樹木の所在場所:
 
横浜市都筑区牛久保一丁目24 牛久保公園
写真撮影年月:
2021年 3月中旬
紹介者: 神奈川県横浜市都筑区 中村
  [KK185],(2022-3) 表 題: 開花直前のサンシュユ

コメント:
 2月下旬、だいぶ春めいてきたので、定点観察しているサンシュユ(山茱萸)の木を見に行ったら、写真の様に花芽の先から黄色い花びらが少し顔を出し、開花直前の様子でした。満開のサンシュユは見事ですが、開花直前で、つぼみの先から黄色い花びらが少し顔を出し、「もういいかな?まだかな?」とあたりの様子を伺っているような風情も面白いですね。この様子だとあと数日で開花、1週間後くらいに満開を迎えるでしょう。そのころまた訪ねたいと思いました。

樹 種: サンシュユ(山茱萸)[ミズキ科サンシュユ属]
樹木の所在場所: 横浜市都筑区大棚西1 都筑民家園
写真撮影年月:2022年 2月下旬
紹介者:横浜市都筑区中川中央 MNさん
 [KK184],(2022-2) 表 題: 春近しを告げる梅一輪

コメント:
 近くの公園の定点観察をしているウメ(梅)を1月下旬に見に行ったら、つぼみはずいぶん膨らんでいましたが花はまだ一分咲くらいでした。近年では地球温暖化の影響か梅の開花もかなり早くなり、成人式のころ3分咲きもあるくらいでしたから、今年は梅の開花も遅い様です。地球温暖化の影響で梅の開花が早まるのはあまり嬉しいことではないので、開花が遅いのはむしろ喜ばしいことです。
 写真のようにつぼみが膨らみ、一輪の花が咲いている梅の姿は春の到来を期待させる心温まる光景です。

樹 種: ウメ(梅)[バラ科サクラ属]
樹木の所在場所: 横浜市都筑区北山田一丁目 山田富士公園
写真撮影年月:2022年 1月下旬
紹介者:横浜市都筑区中川中央 MNさん
 [KK183],(2022-2) 表 題: メタセコイアの木の上に鳥の巣
コメント:
 冬枯れのメタセコイアの木の上に何か黒い塊があり、望遠で撮影して見るとどうやら鳥の巣の様です。巣の大きさからみてカラスのようなかなり大きな鳥でしょう。昨年もこの木のほぼ同じ場所に同じようなものがありましたから、ここは鳥のお気に入りの産卵場所の様です。
 すらりと伸びるメタセコイアの木の上は見晴らしがよく、細かい枝はレースのカーテンのようになり、鳥の子育てにとって絶好の場所なのでしょう。

樹 種: メタセコイア(ー)[ヒノキ科メタセコイア属]
樹木の所在場所:
 
横浜市都筑区茅ヶ崎中央 都筑区総合庁舎前広場
写真撮影年月:
2022年 1月中旬
紹介者: 神奈川県横浜市都筑区 中村
  [KK182],(2022-1) 表 題: 百万両のピラカンサ
コメント:
 国道を車で走っていたら道路わきの民家の庭に異様に赤い塊が見えました。車を止めよく見るとピラカンサでした。ピラカンサは沢山の赤い実をにぎやかに付けますが、木全体が赤く染まるほど、これだけ見事に実を付けているのは壮観です。
 先月、横浜のMNさんがクロガネモチ(黒鉄)を十万両と言われていましたが、ピラカンサはさらにその上の百万両と呼びたくなります。

樹 種: ピラカンサ(ー)[バラ科トキワサンザシ属]
樹木の所在場所:
 島根県邑南町井原 
写真撮影年月: 2021年 12月中旬
紹介者:
島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
 [KK181],(2022-1)  表 題: 話しかけるタブノキ
コメント:
 横浜の山手公園界隈を散策して帰り道、アメリカ山公園を通っていた時、だれかに呼び止められたような気がして、あたりをよく見たらタブノキの葉陰から写真の様な面白い顔がのぞいていて思わずニッコリ。
 大枝を切り落とした跡が肥厚し、そこにキノコ(サルノコシカケ?)がはえ、口をパクパクさせてこちらに話しかけている様に見えたのです。

樹 種: タブノキ(椨の木)[クスノキ科タブノキ属]
樹木の所在場所:
 
横浜市中区山手町 アメリカ山公園
写真撮影年月:
2021年 11月下旬
紹介者: 神奈川県横浜市都筑区 中村
 [KK180],(2021-12)  表 題: 十万両のクロガネモチ

コメント:
 紅葉を見ようと山下公園かいわいを散策していたら、写真のように見事な赤い実を付けたクロガネモチの木を見付けました。秋が深まるとクロガネモチの赤い実が綺麗ですが、これほど見事に実を付けたクロガネモチは滅多に見ません。

 赤い実を付ける木は一両(アリドオシ)、十両(ヤブコウジ)、百両(カラタチバナ)、千両(センリョウ)、万両(マンリョウ)とありますが、見事な実を付けるクロガネモチには十万両の別名を付けたくなりました。

樹 種: クロガネモチ(黒鉄黐)[モチノキ科モチノキ属]
樹木の所在場所: 横浜市中区 山下公園通  
写真撮影年月:2021年 11月中旬
紹介者:横浜市都筑区中川中央 MNさん
  [KK179],(2021-12) 表 題: コンクリート法面で頑張るヌルデ
コメント:
 県道を車で走っていたら道路わきのコンクリート法面に紅葉した小さい木が見えました。車を止めよく見ると紅葉したヌルデでした。ヌルデはウルシの仲間で秋になるときれいに紅葉し目立ちますが、それにしても草木を寄せ付けないコンクリート法面にどうやって根を下ろしたのか。
 小さい穴の中に落ちた種が育ったのでしょうが、水はどうしているのでしょうか?小さいチャンスを生かし、厳しい環境に耐えて生きていくヌルデに脱帽です。

樹 種: ヌルデ(白膠木)[ウルシ科ヌルデ属]
樹木の所在場所:
 島根県雲南市吉田町 
写真撮影年月: 2021年 11月上旬
紹介者:
島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
 [KK178],(2021-11)  表 題: 西限自生地に咲く一輪のハマナスの花
コメント:
 ハマナスの西限自生地(日本海側)が近くにあると知り見に行きました。日本海の荒波がゴウゴウと打ち寄せる砂浜に、確かにハマナスが群生していました。左写真の右側のフェンスが有るところがハマナス群生エリアです。
 ハマナスの花期は6,7月頃ですから、この時期に訪ねても花は全く期待できないのですが、なんと一輪の花(右下の小写真)が咲いているではありませんか。これはキット私が来ることを察知して、一輪残しておいてくれたに違いありません。

樹 種: ハマナス(浜梨)[バラ科バラ属]
樹木の所在場所:
 島根県大田市静間町垂水 近藤ケ浜
写真撮影年月: 2021年 10月下旬
紹介者:
島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
[KK177],(2021-11)  表 題: 良い香りを漂わせるナエシログミの花
コメント:
 11月中旬、緑道を散策していたら良い香りが立ち込めているスポットが有り、キョロキョロ回りを見渡してみたら、写真の様なナエシログミの花が咲いており、これが香りを発していることが分かりました。花が非常に少ない時期に花を咲かせ、しかも良い香りがする優れモノです。
 グミには3通りあり、春に花が咲き夏に実が熟すナツグミ、春に花が咲き秋に実が熟すアキグミ、そして晩秋に花が咲き、翌年の苗代つくりの頃(晩春)実が熟すナワシログミです。花が咲く時期ではなく、実が熟す時期で名前が付いている所が面白いですね。

樹 種: ナワシログミ(苗代茱萸)[グミ科グミ属]
樹木の所在場所:
 
横浜市都筑区仲町台一丁目 せきれいのみち
写真撮影年月:
2020年 11月中旬
紹介者: 神奈川県横浜市都筑区 中村
 [KK176],(2021-10) 表 題: 民家の庭のコブシ(辛夷)の大木
コメント:
 
2階の屋根より高くて樹全体に驚くほど多数の花をつけているコブシ(辛夷)を見かけました。これほど多数の花をつけているのは初めて見ました。一軒分遠くから撮影しましたので花がよくわからないかも、と思って屋根のあたりをトリミングした写真を右側に付けましたので、これが辛夷の花であることを確認してください。辛夷は日本の固有種だそうですが、日本の風土に良く合っているのでしょうね。

樹 種: コブシ(辛夷)[モクレン科モクレン属]
樹木の所在場所:
 
滋賀県大津市比叡平
写真撮影年月:
2021年 3月
紹介者:
大津市比叡平 更家さん
[KK175],(2021-10)  表 題: 瑠璃色に輝くサワフタギの実
コメント:
 サワフタギの実は熟すと宝石のような瑠璃色になり、一度見たら忘れられません。数年前にサワフタギの木を見つけ、実が熟す頃を見計らって訪ねてみたら、期待にたがわず写真の様な見事な瑠璃色の実を見せてくれました。
 赤い実を付ける樹木は非常に多く、また熟す過程で実が紫色を呈するものも有りますが、そのほとんどはすぐ黒色になってしまいます。サワフタギの実は長く瑠璃色を保ち、まさに樹木の宝石です。

樹 種: 
サワフタギ(沢蓋木)[ハイノキ科ハイノキ属]
樹木の所在場所:
 
横浜市都筑区 ふじやとのみち
写真撮影年月:
2021年 9月下旬
紹介者: 神奈川県横浜市都筑区 中村
[KK174],(2021-9) 表 題: ツリバナ(吊花)は花より実
コメント:
 真夏の暑さにも負けず竹藪に掃除に行ってみたら、鮮やかな赤い実を付けた木がありました。色鮮やかさに引かれて近付いて観ると、ツリバナ(吊花)の実でした。吊花の花は左写真左側(5月頃)のように地味で目立ちませんが、熟した果実は実に見事です。特に長い花序の先に吊り下がった様は格別です。
 吊り花の実が熟すのは普通、9~10月頃ですから、8月中旬に見れたのは暑さもいとわず竹藪清掃をする者へのご褒美でしょうか。

樹 種: ツリバナ(吊花) [ニシキギ科ニシキギ属] 
樹木の所在場所:
 島根県邑智郡川本町田窪
写真撮影年月:2021年 8月中旬
紹介者:
島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
[KK173],(2021-9) 表 題: 小葉が10枚もある掌状複葉の木
コメント:
 街を歩いていたらビルの入口にちょっと変わった雰囲気の木があり、近付いてよく見たら小葉が10枚もある掌状複葉の木でした。このタイプの木を時々見かけ何の木かなと気になっていました。この際、調べてみたら樹種名:シェフレラ、中国南部・台湾の原産の常緑低木で、観葉植物として人気が高まっているようです。ただ園芸品種が500品種余りもあるようですから、バリエーションが非常に多そうです。その形が笠に似ていることから別名:アンブレラツリーとも言われるようです。

樹 種: シェフレラ(ーー)[ウコギ科フカノキ属]
樹木の所在場所:
 東京都港区麻布
写真撮影年月:
2021年 7月下旬
紹介者:神奈川県横浜市都筑区 中村
[KK172],(2021-8) 表 題: 葉が真っ白になるハクロニシキ
コメント:
 晩春のころ左写真のように葉が真っ白になる木を最近よく見かけるようになり、何の木かなと気になっていましたが、これはイヌコリヤナギの変種でハクロニシキ(白露錦)と呼ばれる園芸品種であることが分かりました。
 新葉が緑→ピンク→白→緑と変化し、秋には黄色に黄葉し、葉色の変化が面白いので最近あちらこちらに見るようになりました。

樹 種: ハクロニシキ(白露錦) [ヤナギ科ヤナギ属(品種)] 
樹木の所在場所:
 島根県邑智郡邑南町井原
写真撮影年月:2021年 5月下旬
紹介者:
島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
[KK171],(2021-8)  表 題: ノリウツギ、これもアジサイの仲間です
コメント:
 ノリウツギはアジサイの仲間ですが、名前が悪いのか、公園や緑道や個人の庭に殆ど見かけることがありません。知人からどこかにノリウツギはないかと聞かれ、あちらこちら探してようやく写真の様な1株を見つけました。花序は円錐形でアジサイらしくないのですが、装飾化があるところはアジサイの仲間です。
 なお、和紙を作るとき、この木の樹液を糊として使し、木はウツギ(空木)に似ていることからノリウツギと言う名が付いている様です。

樹 種: ノリウツギ(糊空木)[アジサイ科アジサイ属]
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区南山田二丁目 ふじやとのみち
写真撮影年月:
2021年 6月下旬
紹介者:神奈川県横浜市都筑区 中村
  [KK170],(2021-7) 表 題: 緑道を飾るシデの実
コメント:
 緑道を散策していたら、道に覆いかぶさるように伸びた木の枝から、シデ(四出)の実が多数ぶら下がり心和む光景でした。この時期は花も少なくなり公園・緑道も寂しくなりますので、シデの実などは恰好な飾りものです。

樹 種: クマシデ(熊四手) [カバノキ科クマシデ属]
樹木の所在場所: 横浜市都筑区荏田東四丁目 
写真撮影年月: 2021年 6月
紹介者: 横浜市都筑区中川中央 MNさん


HP管理者追記:
 シデ類にはイヌシデ(犬四手)、アカシデ(赤四手)、クマシデ(熊四手)などがありますが、尾状に垂れ下がる花穂が注連縄などに付ける四手(しで)に似ているので**シデの名が付いています。実も四出に似ていますが、中でもクマシデが最も大きな実を付けるので目立ちます。左写真のものはクマシデでしょう。
  [KK169],(2021-7) 表 題: 6月下旬にハギの花が!!
コメント:
 アジサイでも観ようかと近所を散策していたら、小学校の植え込みのハギ(萩)が見事な花を咲かせていました。萩はその字が示すように秋を代表する草木で、花は8月下旬から9月頃と思っていましたので、その異常な速さに目を疑いました。
 地球温暖化の影響か、今年は桜をはじめ多くの花が2~3週間早かったのですが、このハギのように2ケ月も早いのは異常です。今年の5月は夏のような高温が続き、6月に入って比較的低温の日が続いたので、ハギは秋が来たと勘違いしたのでしょうか。

樹 種: ハギ(萩)[マメ科ハギ属]
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区中川六丁目 
写真撮影年月:
2021年 6月20日
紹介者:神奈川県横浜市都筑区 中村
  [KK168],(2021-6) 表 題: 滑り込みセーフで見れましたハンカチノキ
コメント:
 ハンカチノキはその名前が面白く、是非一度見てみたいと思っていたのですが、とある公園にハンカチノキがあると知りました。 今年はどれも開花が早いのでもう散ってしまっているかも知れないと思いましたが、だめもとで訪ねました。
 訪ねてみると案の定、木の周りに白い布切れのようなものが沢山落ちており、ハンカチノキの花は散ってしまっていましたが、よく探すと数枚まだ木に残っていました。滑り込みセーフでハンカチノキの花の雰囲気を味わうことが出来ましたが、満開になっているときはさぞ壮観でしょう。それは来年の楽しみです。

樹 種: ハンカチノキ(ハンカチの木) [ミズキ科ハンカチノキ属]
樹木の所在場所: 横浜市緑区鴨居 鴨居原市民の森
写真撮影年月: 2021年 5月下旬
紹介者: 横浜市都筑区中川中央 MNさ
  [KK167],(2021-6) 表 題: さながらウノハナ街道
コメント:
 5月下旬から6月上旬の時期、島根県農山村部の県道を走ると、道路わきの斜面に次々とウツギの花(ウノハナ)が現れ、さながらウノハナ街道の趣があります。
 道路わき斜面はよく日が当たってウツギ(空木)が育ちやすく、白い花をいっぱいに咲かせた細い枝が弓なりに垂れ下がり、ウノハナにとって格好の見せ場になっているようです。このような光景は全国いたるところで見られるのでしょう。

樹 種:
 ウツギ(空木) [アジサイ科ウツギ属] 
樹木の所在場所:
 島根県邑智郡川本町川下
写真撮影年月:2021年 5月下旬
紹介者:
島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
 [KK166],(2021-5) 表 題: ナンジャモンジャが4月下旬にもう満開に
コメント:
 4月下旬、近くの緑道を散策していたら左写真の様な真っ白に雪をかぶったような木があり、まさかと思いながら近寄ってみると、やはりナンジャモンジャの花でした。この地域ではこれまでナンジャモンジャの花は5月上、中旬でしたから、その速さに唖然としました。そういえば今年はサクラの開花が記録的に早かったので、ナンジャモンジャの開花が異常に早かったとしても驚く事ではないかもしれません。
 植物の開花時期に対するこれまで常識は、もう通用しない時代になってしまったのでしょうか。

樹 種: ヒトツバタゴ(一つ葉タゴ) [モクセイ科ヒトツバタゴ属]
樹木の所在場所: 横浜市都筑区牛久保西一丁目 くさぶえのみち 
写真撮影年月: 2021年 4月
紹介者: 横浜市都筑区中川中央 MNさん

 [KK165],(2021-5) 表 題: 雄大な菜の花と桜の風景
コメント:
 最近、菜の花と河津桜の組み合わせが流行っていますが、こちらでは菜の花と山桜の組合わせからなる雄大な桜景観を見ました。左写真、江の川の河原に広がる黄色いものは菜の花でしょう。背後の山に点々と浮かび上がる白いものは山桜でしょう。江の川河畔に広がる雄大な桜景観にしばし見とれました。

樹 種: ヤマザクラ(山桜) [バラ科サクラ属] 
樹木の所在場所: 島根県邑智郡川本町
写真撮影年月:2020年 4月上旬
紹介者:島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
[KK164],(2021-4) 表 題: 横浜にも自慢できる桜[ヨコハマヒザクラ]があります
コメント:
 3月下旬、横浜の三ツ池公園に桜を見に行ったら、ソメイヨシノはまだ3分咲き位で早すぎたのですが、ヨコハマヒザクラ(横浜緋桜)が満開の花を咲かせており大満足でした。 
 ヨコハマヒザクラは濃い紅紫色の花がとても美しく存在感があります。横浜の名がついている素晴らしい桜があることは、横浜市民としても誇りです。
樹 種: ヨコハマヒザクラ(横浜緋桜) [バラ科サクラ属・品種]
樹木の所在場所: 横浜市鶴見区三ツ池公園 
写真撮影年月: 2021年 3月
紹介者: 横浜市都筑区中川中央 MNさん


HP管理者追記:
 「ヨコハマヒザクラ(横浜緋桜)」は横浜市の白井薫さんがカンヒザクラ(寒緋桜)と園芸品種のケンロクエンクマガイ(兼六園熊谷)を交配して作出した園芸品種で、1985年に品種登録されました。一重咲きの桜の中では最も色の濃い存在感のある花を咲かせます。
[KK163],(2021-4) 表 題: 3月上旬にツツジの花が!!
コメント:
 早咲きの桜でも観ようかと近所を散策していたら、民家の庭に鮮やかな彩が見えてきました。遠目には桜とも梅とも違う感じがして、近づいて良く見ると、何とこれがツツジです。ツツジは普通4月下旬から5月ですから、これは狂い咲きか? ツツジの狂い咲きはしばしば見かけますが、一般に秋です。また狂い咲きにしては余りに見事な咲きっぷりに感動し、ネットで調べて見たら「ゲンカイツツジ(玄海つつじ)」と言う早咲きのツツジがあるそうですから、どうやらそれでしょう。

樹 種: ゲンカイツツジ(玄海つつじ)[ツツジ科ツツジ属]
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区茅ヶ崎南五丁目 
写真撮影年月:
2021年 3月9日
紹介者:神奈川県横浜市都筑区 中村
[KK162],(2021-3) 表 題: 霜で縁どられたサザンカの葉
コメント:
 氷点下に気温が下がった冬の寒い朝、外に出てみると何か面白いことが有るだろうと薄暗いうちに外に出てみたら、案の定面白いものを見ることができました。サザンカの葉が霜で白く縁どられ、左写真のように薄明りの中で幻想的に光っていました。
 葉全体でなくなぜ縁の部分だけに霜が付くのか?縁の部分で特に水分分泌が多いのでしょうか?
樹 種: サザンカ(山茶花) [ツバキ科ツバキ属] 
樹木の所在場所: 島根県邑智郡川本町
写真撮影年月:2021年 2月
紹介者:島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
[KK161],(2021-3) 表 題: 冬の貴重な彩:オタフクナンテン

コメント:
 早淵川の源流を見ようと川沿いに歩いていたら、左写真のように歩道とビルの間の植え込みがきれいに赤く色付いていました。冬のこの時期は彩が少ないので目立ちます。調べて見たら「オタフクナンテン」のようです。

樹 種: オタフクナンテン(お多福南天)[メギ科ナンテン属]
樹木の所在場所: 横浜市青葉区あざみ野 
写真撮影年月: 2021年 2月
紹介者: 横浜市都筑区中川中央 MNさん


HP管理者追記:
 オタフクナンテンはナンテンの矮性種ですから木は大きくならず、そのぶん植え込みなどに適しています。晩秋から冬にかけて赤く色付きますが、常緑樹ですから葉の色付は普通の紅葉とは異なります。
[KK160],(2021-2) 表 題: 屋根より高いロウバイにびっくり

コメント:
 雪が降りそうな1月下旬の寒い日、自動車で走っていたら道端に屋根より高く黄色い花を咲かせた木がありました。その木の大きさと花の色から見て、直感的にサンシュユの花かと思いましたが、時期的に見てサンシュユの花はまだ早すぎます。ケゲンに思い車を止めてよく見たらロウバイで、良い香りが漂っていました。
 ロウバイは人の背丈ぐいと思っていましたので、屋根より高い大きなロウバイには驚かされました。

樹 種: ロウバイ(蠟梅) ロウバイ科ロウバイ属 
樹木の所在場所: 島根県大田市温泉津町
写真撮影年月:2020年1月
紹介者:島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
 [KK159],(2021-2) 表 題: 中空のヤナギの切り株に唖然
コメント:
 緑道を散策していたら、中空になった木の切り株を見つけました。樹皮の特徴から見てヤナギの木と思われましたが、見事なほど大きな空洞に唖然とさせられました。近くに同じような別の切り株がありましたから、ヤナギの木は空洞化しやすいのでしょうか。
 空洞化した木は強風などで倒れやすいので、切り倒されたのでしょうが、外目には空洞が分かりません。どうやって空洞を見つけるのでしょうか。

樹 種: コゴメヤナギ(小米柳)
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区牛久保一丁目 くさぶえのみち
写真撮影年月:2020年 11月

紹介者:神奈川県横浜市都筑区 中村
[KK158],(2021-1) 表 題: 銀座に新しくカツラ並木
コメント:
 久しぶりに東京・銀座通りに行ってみたら、並木が一新されていて驚きました。銀座と言えば歌に唄われたヤナギ並木が思い出されますが、新しい並木はカツラ並木でした。銀座一丁目から八丁目まで真っすぐな道を、すらりと伸びたカツラが並ぶ光景は実に爽やかかつ壮観です。今はまだ木が小さいのですが20年後が楽しみです。

樹 種: カツラ(桂)
樹木の所在場所:
 東京都中央区銀座一丁目~八丁目
写真撮影年月:2020年 10月

紹介者:神奈川県横浜市都筑区 中村
[KK157],(2021-1) 表 題: 敷石を縫って伸びる木の根。

コメント:
 紅葉を見ようと山下公園かいわいを散策していたら、写真のように敷石を縫うように伸びた木の根を見つけました。敷石の間を何度も直角に曲がり、敷石を押し広げながら3m近く地上を伸びている姿から、この樹木のど根性が感じられました。近くにクロガネモチの大きな木がありましたので、この根はきっとクロガネモチの根でしょう。

樹 種: クロガネモチ(黒鉄黐)
樹木の所在場所: 横浜市中区山下公園通  
写真撮影年月:2020年 10月
紹介者:横浜市都筑区中川中央 MNさん


HP管理者追記:
 クロガネモチの木は金持ちだけでなく、その根にはど根性もあるのですね。

[KK156],(2020-12) 表 題: 見事に色付いたハナミズキの実
コメント:
 緑道をつなぐ陸橋を渡っていたら、橋の下に赤く色付くものが見えました。近づいてよく見るとハナミヅキの実でした。ハナミズキの実はつやのある赤色になりきれいですがこんなに沢山の実をつけ、しかも上から眺められるのは滅多にありません。花もきっと見事でしょう。来年の花の時期にはまたここを訪ねたいと思いました。

樹 種: ハナミヅキ(花水木)
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区茅ヶ崎南四丁目 大原みねみち公園
写真撮影年月:2020年 11月

紹介者:神奈川県横浜市都筑区 中村
[KK155],(2020-12) 表 題: 無念の最期を遂げた戦国武将をしのぶ、大寧時の紅葉。

コメント:
 秋も深まってきたので紅葉を観ようと、県北部の大寧寺訪ねました。この寺は紅葉の名所であるだけでなく、戦国時代に山口地方で覇をとなえた大内義隆が自刃し、無念の最期を遂げたことでも知られる寺です。訪ねた時、紅葉は少し早すぎたかと思いましたが、この地で最期を遂げた大内義隆を偲ぶには十分な紅葉でした。

樹 種: イロハモミジ(いろは紅葉)
樹木の所在場所: 山口県長門市深川湯本門前1074-1 
写真撮影年月: 2020年 11月
紹介者: 山口県山陽小野田市 森本さん


[KK154],(2020-11) 表 題: ポーポーの見事な黄葉

コメント:
 庭のポーポーの木が見事に黄葉しました。秋の黄葉というとイチョウが注目されますが、ポーポーの黄葉も捨てたものではありません。ポーポーの葉は手のひらサイズで大きいので黄葉も存在感があります。楕円形で黄金色に色ずくポーポーの葉を見て、大判小判を連想するようではまだまだ修養が足りないと言われそうです。

樹 種: ポーポー() バンレイシ科ポポー属 
樹木の所在場所: 島根県邑智郡川本町
写真撮影年月:2020年10月
紹介者:島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
 [KK153],(2020-11) 表 題: 一夜に散ってしまったキンモクセイの花
コメント:
 公園を散歩していたら、どこからともなく良い香りがし、あたりを探すとキンモクセイがいっぱい花を咲かせており、しばし花と香りを楽しみました。夜半に雨が降り出しましたが、午後には雨が上がりましたので、昨日のキンモクセイ、もっとたくさん花を咲かせ更に良い香りを漂わせているのではないかと期待しつつ訪ねてみたら、写真のようにキンモクセイの花は一つ残らず散り、地面を黄金色に染めていました。

樹 種: キンモクセイ(金木犀)
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区茅ヶ崎南五丁目 葛が谷公園
写真撮影年月:2020年 10月

紹介者:神奈川県横浜市都筑区 中村
 [KK152],(2020-10) 表 題: ベランダのトックリラン、5年ぶりに開花

コメント:
 ベランダのトックリランが5年ぶりに花を咲かせました。トックリランというのは左写真の右側のように根元が徳利のように肥大していることからその名がありますが、滅多に花を咲かせないと言われています。前回花を咲かせたのが育て始めてから43年目のことでビックリしましたが、花を見るのもそれが最後かと思っていましたので、5年ぶりとはいえまた花(左写真の左側)が見られ2度ビックリです。
(前回の花はこのHPの「気になる樹コーナー」のKK34(2015年9月)で紹介しています)
 
樹 種: トックリラン
樹木の所在場所:
 神奈川県横浜市青葉区荏田町
写真撮影年月:2020年 9月
紹介者:横浜市青葉区荏田町 福島さん
 [KK151],(2020-10) 表 題: 花だけでなく樹形もきれいなサルスベリ
コメント:
 公園を散歩していたら写真の様なみごとなサルスベリに出会いました。このサルスベリ、花付きが良いだけでなく、樹形が見事です。本来、サルスベリの樹形は不整形で、樹形が整ったサルスベリは滅多にお目にかかれませんが、このサルスベリは花、姿ともに良い逸品です。

樹 種: サルスベリ(百日紅)
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区北山田一丁目 山田富士公園
写真撮影年月:2020年 9月

紹介者:神奈川県横浜市都筑区 中村
 [KK150],(2020-9) 表 題: カクレミノに沢山のセミの抜け殻
コメント:
 緑道を散策していたら沢山のセミの抜け殻がくっついた木に出会いました。近づいてよく見るとその木はカクレミノ(隠れ蓑)でした。カクレミノは身を隠すために作られた蓑(みの)にちなんで付けられた名前ですが、セミの幼虫がこの木が天敵から身を隠すのに良いと知って、この木を選んで羽化したとすれば、その驚くべき知恵はどうして得たのでしょうか?

樹 種: カクレミノ(隠れ蓑)
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区牛久保西三丁目 くさぶえのみち
写真撮影年月:2020年 8月

紹介者:神奈川県横浜市都筑区 中村
 [KK149],(2020-9) 表 題: オーストラリアで見た「絞め殺しの木」

コメント:
 オーストラリア旅行にいったら、絞め殺しの木というのに出会いました。この木はイチジク属の木で、他の木(宿主となる木)に着生し、地面に沢山の根をおろして宿主の木を覆いつくし、長い年月の後に宿主の木が死滅すると、空洞になて立っている珍しい木です。
 左写真の左側は絞め殺しの木の外観で、沢山の根の束のように見えます。幹の直径が1m以上あるかなりの大木です。右側写真はその絞め殺しの木の内部空洞から上を見上げた写真です。穴から空が見えています。この木の内部が完全に空洞になっていることが分かります。

樹 種: イチジク属 
樹木の所在場所: オーストラリア・ラミトン国立公園
写真撮影年月:2019年11月
紹介者:島根県大田市川合町 杉本さん
[KK148],(2020-8) 表 題: 激流に耐える一本松

コメント:
 鹿児島県伊佐市の曾木の滝には滝の中の岩の上に一本松が立っています。先日の九州地方の豪雨の際には一本松にも激流が襲い、ライブカメラ映像を見ていてもハラハラさせられました。しかし見事に耐えてくれました。ネットを通じて拍手を送ります。(画像は伊佐市提供、日刊スポーツHPより)


樹 種: クロマツ(黒松) マツ科マツ属 
樹木の所在場所: 鹿児島県伊佐市大口宮入
写真撮影年月:2020年7月
紹介者:島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
[KK147],(2020-8) 表 題: 紅白のキノコが生えた桜の木
コメント:
 公園を散策していたら緑の木立の中に紅白の彩が見えました。何の花かなと思って近づいて見ると、花ではなく桜の木に生えたキノコでした。紅白というのは異なるキノコか?、同じキノコの色が時間経過とともに変わるのか?キノコのことは良くわかりませんが、紅白なので目立ちます。
 枯れ木にキノコが生えているのはしばしば見かけますが、枯れていない木にキノコは驚きです。生木にキノコが生えるのはあまり良い兆候とは言えませんから、紅白でめでたい、とばかりは言っておれません。

樹 種: サクラ(桜)
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区新栄町 せせらぎ公園
写真撮影年月:2020年 5月

紹介者:神奈川県横浜市都筑区 中村
 [KK146],(2020-7) 表 題: 横浜にも咲いていましたジャカランダの花

コメント:
 コロナ太りを防止するため屋外ウオーキングに励んでいたら、花壇をきれいに手入れされているお宅があり、一角に青紫色の見慣れない花が咲いている木がありました。まさか!と思い近づいてよく見ると、どうもこれがジャカランダのようです。家の方にお尋ねしたら間違いなくジャカランダと言われ、大感激しました。
 ジャカランダは熱帯から亜熱帯の植物で、冬に雪が降る横浜で育てるのは難しいのですが、家の方にお尋ねすると、鉢植えにして冬には温かい軒下に移すなどして、丹精込めて育てられているとのこと。

樹 種: ジャカランダ(ーー) ジャケツイバラ科サラカ属
樹木の所在場所: 横浜市都筑区牛久保東一丁目3
写真撮影年月: 2020年 6月
紹介者: 横浜市都筑区中川中央 MNさん
[KK145],(2020-7)  表 題: 金の梅と銀の梅、どうぞご覧ください。

コメント:
 キンシバイ(金糸梅)の花がきれいに咲いていると聞き、それを見に行こうと歩いていたら、民家の生垣から白い花が顔をのぞかせており、オヤ何の花かな?と思いスマホで調べてみたら「ギンバイカ(銀梅花)」でした。期せずして金の梅と銀の梅に出会い、樹木の名前の妙に感心しました。
 左写真、左側が金糸梅、右側が銀梅花です。キンの梅とギンの梅、ドウぞご覧ください。

樹 種: キンシバイ(金糸梅)、ギンバイカ(銀梅花)
樹木の所在場所: 横浜市都筑区牛久保東一丁目6  
写真撮影年月: 2020年 6月
紹介者: 横浜市都筑区 梅澤さん
[KK144],(2020-6)  表 題: オーストラリアで見た素晴らしいジャカランダの花

コメント:
 オーストラリア旅行にいったら、すばらしいジャカランダの花を見ることができました。ジャカランダは世界3大花木に数えられているだけあって、樹高10m余の大木に青紫の花を満開に咲かせている様は感動的でした。
 ジャカランダは中南米原産の熱帯~亜熱帯の樹木で日本ではほとんど見ることができない花木ですが、世界3大花木に数えられている木であり、一度見てみたいと思っていただけに大いに満足しました。

樹 種: ジャカランダ(ーー) ジャケツイバラ科サラカ属 
樹木の所在場所: オーストラリア・ゴールドコースト
写真撮影年月:2019年11月
紹介者:島根県大田市川合町 杉本さん
[KK143],(2020-6)  表 題: ヤマボウシの花は上から見ると素晴らしい。

コメント:
 春も終わり初夏の時期になるとヤマボウシ(山法師)の花が見ごろをむかえます。ヤマボウシに限らずこの時期になると葉が茂ってきますから、花が咲いていてもよく見えないことが多くなります。特にヤマボウシの花は葉の上に、上向きに咲きますので、下から見ると葉に隠れて殆ど花が見えません。
 ヤマボウシの花を見るときにはできるだけ高い位置から見ると写真のように雪をかぶったような素晴らしい花を見ることができます。どうしても高い位置から見れないときには離れたところから見るのが次善の策です。

樹 種: ヤマボウシ(山法師)
樹木の所在場所: 横浜市都築区牛久保西三丁目 くさぶえのみち
写真撮影年月: 2020年 5月
紹介者: 横浜市都筑区中川中央 MNさん
 [KK142],(2020-5) 表 題: 蘇るナンテンの紅葉。

コメント:
 このコーナーの2月に葉が赤くなったナンテン(左写真の左側)を紹介しました。
ナンテンの葉は色付いた後に普通の紅葉のように枯れるか否か、興味が深まり観察を続けました。その結果2ケ月後、左写真右側のようにナンテンの葉は緑色が次第に濃くなり、みごとに復活しました。
 ナンテンは"難を転じる”として縁起物として重宝されていますが、赤くなっても枯れないナンテンの葉は、新型コロナウイルスに痛めつけられ赤信号がともった人類の復活を連想させ、ちょっと嬉しい話です。

樹 種: ナンテン(南天)
樹木の所在場所:
 島根県川本町田窪  
写真撮影年月:2020年2月18日と4月30日

紹介者:島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
 [KK141],(2020-5) 表 題: ホバーリングしながら桜の蜜を吸う鳥。
コメント:
 早咲きの桜を見ようと公園に行ったら、河津桜の花が咲いていましたが、満開をかなり過ぎており残念な気持ちで眺めていました。するとそこに一羽の鳥が飛んできてホバーリングしながら桜の花の蜜を吸い始めましたので、慌てて写真を撮りました。桜の「静」と鳥の「動」がミートする決定的瞬間の写真が撮れました。

樹 種: カワズザクラ(河津桜)
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区大棚西1 大塚・歳勝土遺跡公園
写真撮影年月:2019年 3月

紹介者:神奈川県横浜市都筑区 中村
  [KK140],(2020-4) 表 題: ヒッソリ・ビッシリ咲いたヒサカキの花。

コメント:
 早咲きの桜でも見ようかと公園を散策していたら、異様な雰囲気の常緑樹が目に留まり、近づいてよく見たら花を付けたヒサカキ(姫榊)でした。ヒサカキはまるで花を隠すかのように、薄緑色の小さい花を枝葉の裏側にヒッソリ付けるので、緑の葉に隠れて花が目立ちません。しかし写真のように枝にビッシリと花をつけますので隠しきれず、注意して見ていると花が咲いていることに気付きます。毎年のことながら、花の数の多さに改めて驚かされます。

樹 種: ヒサカキ(姫榊)
樹木の所在場所: 横浜市都筑区大棚西 大塚・歳勝土遺跡公園
写真撮影年月: 2020年 3月
紹介者: 横浜市都筑区中川中央 MNさん
  [KK139],(2020-4) 表 題: 不屈の生命力を感じさせる臥龍梅の花。
コメント:
 横浜市の三渓園に梅を見に行ったら、臥龍梅にも花が咲いていました。臥龍梅というのは龍が地お這うように伏した梅の古木ですが、ほとんど枯れているように見える臥龍梅が花を咲かせている姿は、梅の不屈の生命力が感じられ、華やかな紅梅や桜の花とは違う趣があります。

樹 種: ウメ(梅)
樹木の所在場所:
 横浜市中区本牧三之谷 三渓園
写真撮影年月:2019年 3月

紹介者:神奈川県横浜市都筑区 中村
  [KK138],(2020-3) 表 題: インスタバエしたナンテンの紅葉。

コメント:
 ナンテンは常緑樹ですが秋の終わりから冬の初めころに葉が赤く色付くことが有ります。庭のナンテン、冬も終わりに近い2月中ごろ葉が赤く色付き、そこに雪が降って左写真のようにちょっとインスタバエした写真が撮れました。
 ところで、ナンテンの葉は色付いた後に普通の紅葉のように枯れるか、否か、要観察です。

樹 種: ナンテン(南天)
樹木の所在場所:
 島根県川本町田窪  
写真撮影年月:2020年2月

紹介者:島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
 [KK137],(2020-3)  表 題: 残念なイチョウの大木。
コメント:
 幹の真ん中あたりからバッサリ切られた残念なイチョウの大木がありました。イチョウは非常に大木になり、様々な理由で大枝が強度に剪定されている場合をよく見かけますが、これほど思い切って切られたイチョウは滅多に見ません。これではイチョウの魅力台無しですから、いっそ根元から全部切った方がイチョウにとってもハピーではないかと感じました。

樹 種: イチョウ(銀杏)
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区南山田二丁目
写真撮影年月:2020年 1月

紹介者:神奈川県横浜市都筑区 中村
 [KK136],(2020-2) 表 題: 成人の日に咲いた梅の花。
コメント:
 成人の日、晴れ着姿の新成人でも見れるかと思い近くの公園に行ってみました。晴れ着姿を見ることはできなかったのですが、代わりに梅の花を見ることができました。
 梅の花は普通、2月頃からですから、ずいぶん早い梅の花です。 新成人を祝うために特別に早く花を咲かせたのでしょうか。 しかし、もしかして地球温暖化の影響だったら、手放しで喜んではおれません。

樹 種: ウメ(梅)
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区北山田一丁目 山田富士公園 
写真撮影年月:2020年 1月13日

紹介者:神奈川県横浜市都筑区 中村
[KK135],(2020-2)  表 題: 正月に珍しく赤い花。

コメント:
 正月に溜まったぜい肉を落とそうと緑道を散歩していたら、この時期には珍しく赤い実を付けた木が目に入りました。近づいてよく見ると、赤い袋に黄色い裾模様があり、中から褐色のものがはみだしており、どうやら実ではなく花のようです。・
 名前はわかりませんでしたが非常に印象的な花であり、帰って早々にネットで調べたら、それは「浮釣木(うきつりぼく)」別名「チロリアン・ランプ」という名の木のようです。 とても印象的な花が咲き、名前も花の特徴をよく表しており、一度覚えたら忘れない木です。

樹 種: うきつりぼく(浮釣木)
樹木の所在場所: 横浜市都筑区牛久保東二丁目 ふじやとのみち  
写真撮影年月:2020年 1月
紹介者:横浜市都筑区中川中央 MNさん


HP管理者追記:
 浮き釣り木の花期は6月~11月だそうですから、正月に花が見れたのはラッキーでしたね。樹木ウオッチングは、とにかく外に出てみると何か良い発見がりますね。
[KK134],(2020-1) 表 題: 非常に珍しい笹の花を見ました。

コメント:
 農道を歩いているとき、林縁からのぞいている笹の雰囲気が、いつもとは少し違うので近づいてよく見ると、なんと!笹に花が咲いているではありませんか。さらによく見ると、周りの笹にもたくさんの花が咲いていました。こんなにたくさんの笹の花を見るのは初めてで、夢中で写真におさめました。
 竹や笹はめったに花を咲かせず、100年に一度くらいといわれていますから、極めて貴重なものを見ることができました。

樹 種: ササ(笹)
樹木の所在場所:
 島根県川本町田窪  
写真撮影年月:2019年4月

紹介者:島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
[KK133],(2020-1) 表 題: 真っ白な実がなった木がありました。

コメント:
 近くの公園で写真のような真っ白な実がたくさん成った木をみつけました。触ってみると実は固くすべすべしていて、手芸の材料にも使えそうで、大変興味を持ちました。

樹 種: ナンキンハゼ(南京櫨)
樹木の所在場所: 横浜市都筑区荏田南一丁目  
写真撮影年月: 2019年 11月
紹介者: 横浜市都筑区 梅澤さん


HP管理者追記:
 写真を見ると葉の特徴から、これはナンキンハゼ(南京櫨)でしょう。ナンキンハゼの実は始め緑色ですが熟すと灰黒色になり、カラが割れて中から白い種子が出てきますから、白いものはナンキンハゼの種子です。
ナンキンハゼの種子には蝋成分が多く、昔はこれからロウソクが作られていたそうです。
 [KK132],(2019-12) 表 題: 素晴らしかった今年の紅葉。
コメント:
 横浜市都筑区地域の今年の紅葉は、例年になく好調でした。ケヤキについては個体差が大きく、例年黄色か褐色ですが、今年は写真に示すように赤みが強くモミジかと思うほどのものもありました。夏の終わりから秋の初めにかけて好天気続いたのが良かったのでしょう。写真の右側の木はメタセコイアで、これはまだほとんど色付いていませが、今後どうなるか楽しみです。

樹 種: ケヤキ(欅)
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区 センター南駅前広場 
写真撮影年月:2019年11月

紹介者:神奈川県横浜市都筑区 中村
 [KK131],(2019-12) 表 題: ブドウの房のような見事なイイギリの実。

コメント:
 緑道に紅葉を見に行ったら、紅葉もさることながら写真のような赤い実をいっぱい付けた大木を見つけ、ハッピーな気持ちになりました。写真右側のようなブドウの房状の赤い実が、木全体にいっぱいぶらさがり壮観でした。この時期、赤い実を付ける木はピラカンサやガマズミなどたくさんありますが、このような大木に房状の実を付ける木は始めてみます。

樹 種: イイギリ(飯桐)
樹木の所在場所: 横浜市都筑区新栄町 せせらぎ公園  
写真撮影年月:2019年 11月
紹介者:横浜市都筑区中川中央 MNさん


HP管理者追記:
 樹木の特徴や実の付き方からみてこれはイイギリ(飯桐)でしょう。イイギリは樹高10m以上の大木になるので、実が成っていても中々目近にみることができないのですが、障害物もなく目近に見れるイイギリは珍しいですね。
[KK130],(2019-11) 表 題: 幻のトウカエデの紅葉
コメント:
 6年前、旅先で写真に示すような素晴らしいトウカエデ(唐楓)の紅葉を見ました。それ以来、トウカエデに関心を持ち続けています。横浜地域でも公園や街路樹に多くのトウカエデがあるのですが、写真の様な素晴らしい紅葉を見ることができません。
 横浜地域は紅葉の条件が悪いのでしょうが、それにしても差がありすぎます。写真にしめす紅葉は幻だったのか? 紅葉の時期、あの場所にもう一度行って見ようと思っています。

樹 種: トウカエデ(唐楓)
樹木の所在場所:
 広島県北広島町 
写真撮影年月:2013年11月

紹介者: 神奈川県横浜市都筑区 中村
[KK129],(2019-11) 表 題: モミジ葉のようなイチョウの葉を発見

コメント:
 家の近くで写真の様な、面白い葉を付けたイチョウを見つけました。複数の深い切れ込みがあり、まるでモミジの葉の様です。三角形のイチョウの葉で、中央部に切れ込みがあるものは良く見かけますが、写真のように深い切れ込みが複数あるものは珍しいのではないでしょうか。
 見つけたイチョウの木はまだ樹高2m以下の小さい木ですが、付いている葉はほとんど写真の様な切れ込みが深い葉で、最初、イチョウとは気付かない程でした。(写真の中の丸いものは1円玉(直径2cm)です)

樹 種: イチョウ(銀杏)
樹木の所在場所:
 島根県川本町田窪  
写真撮影年月:2019年10月

紹介者:島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
[KK128],(2019-10)  表 題: 生命力あふれるハギ(萩)の花

コメント:
 ハギは花が散るとき、もうすでに実が大きく育ており、その生命力の逞しさに驚かされます。
 左写真は萩の花と実の写真です。総状花序の先端にまだ花が咲いているのに、基部では実がシッカリ育っています。花序の先の方の実の先端には花柱(雌蕊の一部)が糸のようにくっついており、この実を付けた花が散ったのは極最近でしょう。
 ハギは万葉人に人気ナンバーワンですが、人気の秘密はこのようなハギの生命力かも知れません。

樹 種: ヤマハギ(山萩)
樹木の所在場所:
 島根県川本町田窪  
写真撮影年月:2019年9月

紹介者:島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
[KK127],(2019-10)  表 題: 一つ目小僧ならぬ一つ目楠木
コメント:
 交差点で信号待ちをしている時、背後に強い視線を感じて振り向くと、一つ目楠木と目が合いました。目の大きさではとても勝負にならないので、カメラのレンズを向けて視線を遮りました。楠は幹の形や剪定痕が様々に変化した木が多く、面白樹木の宝庫です。

樹 種: クスノキ(楠)
樹木の所在場所:
 横浜市中区 横浜市役所前 
写真撮影年月:2019年6月

紹介者:神奈川県横浜市都筑区 中村
[KK126],(2019-9)  表 題: 賑やかなタラノキの花

コメント:
 夏の終わりの時期、写真の様なタラノキの花が目立ちます。タラノキの芽はてんぷらにして食べると美味しく、山菜の王様とまで言われていますが、花も結構見所があります。 タラノキの花は枝の先から大きな円錐花序を出し、淡黄緑の花を多数つけます。色は地味ですが沢山の角を突き出しているような賑やかな形は、遠くからでもよく見えます。
 タラノキは葉にも特徴があり、2回羽状複葉で長さ1m余にもなる大きな葉が四方に大きく広がり、わっさわっさと風に揺らせている様も目立ちます。
 タラノキは荒れ地や耕作放棄地などにどんどん入ってきますので、最近では田舎道を車で走ると至る所で見かけます。 

樹 種: タラノキ(楤の木)
樹木の所在場所:
 島根県川本町笹畑  
写真撮影年月:2019年8月

紹介者:島根県邑智郡川本町 樹太郎さん
 [KK125],(2019-9)   表 題: この木何の木気になる木
コメント:
 山下公園を散策していたら、写真の様な目立つ樹に出会いました。TVコマーシャルの「この木何の木、気になる木」というのに雰囲気が似ており、気になるので近付いてよく見るとヤマモモ(山桃)でした。
 周囲に邪魔ものがなく、剪定もされずに育った自然樹形は、どの樹も美しい樹形になりますね。

樹 種: ヤマモモ(山桃)
樹木の所在場所:
 横浜市中区 山下公園 
写真撮影年月:2019年6月

紹介者:神奈川県横浜市都筑区 中村
[KK124],(2019-8)  表 題: 無憂樹(むゆうじゅ)と思われる木を見ました

コメント:
 東南アジア旅行をした際、シンガポールで非常に面白い木を見ました。ひごろ日本で見慣れた木では、花は細い枝の先に付きますが、この木では鮮やかなオレンジ色の花房が左写真の様に幹や太い枝に直接付いており、非常に異国情緒に富んでいました。ネットで調べてみるとどうやらこの木は「無憂樹(むゆうじゅ)」のようです。
 夢遊樹というと仏教三聖樹の一つです。仏教三聖樹の内、ボダイジュとシャラノキは代用樹が日本にありますが、ムユウジュはありません。今回シンガポールで無憂樹を見て、日本に代用樹がないのも納得がいきました。 

樹 種: ムユウジュ(無憂樹) ジャケツイバラ科サラカ属 
樹木の所在場所: シンガポ^ル
写真撮影年月:2019年3月
紹介者:島根県大田市川合町 杉本さん
 [KK123],(2019-8)  表 題: 放置され大きくなったコナラ

コメント:
 最近、森林公園や里山に行くと、写真の様な大木になったコナラの木を良く見かけます。40~50年前まで燃料として薪や木炭にして使っていたのですが、エネルギー源が石炭・石油に代わり、使われなくなり、こんなに大きくなりました。そのうちコナラモ寿命が来て枯れるでしょう。これがナラ枯れ問題です。
 エネルギーを全面的に化石燃料に依存した結果、地球温暖化問題が起こっている一方、身近に豊富にあるカーボンニュートラルなエネルギー源である樹木が、放置されているのはもったいない話です。

樹 種: コナラ(小楢)
樹木の所在場所:
 横浜市都筑区北山田  
写真撮影年月:2018年2月

紹介者:神奈川県横浜市都筑区 中村
 [KK122],(2019-7) 表 題: 扇を広げたような印象的な木がありました

コメント:
 東南アジア旅行をした際、マレーシアで写真の様な面白い樹形の木に出会いました。この木は日本のシュロの木に似ているのですが、枝が扇を開いたように展開し、非常に印象的で、葉柄の基部が鮮やかな黄色で目立つ樹木ですが、日本では見たことがありません。ネットで調べてみると名前は「タビビトノキ(旅人の木)」または「オオギバショウ(扇芭蕉)」と呼ばれるものの様です。マダガスカル原産で、日本では見かけないので、多分熱帯性の樹木でしょう。
 これがなぜ「タビビトノキ」なのか? 葉柄に多くの水が含まれ、旅人が飲み水を得ていた、とか、葉が主に東西方向に展開するので、旅人がコンパスの代わりに目印にした、とか、諸説あるようです。

樹 種: ゴクラクチョウカ科タビビトノキ属 タビビトノキ(旅人の木)
樹木の所在場所:マレーシア
写真撮影年月:2019年3月
紹介者:島根県大田市川合町 杉本さん
[KK121],(2019-7)  表 題: 断崖絶壁で頑張る松

コメント:
 横浜・三渓園の南側の、かつて海岸であった所に高さ10m以上はある崖があり、この断崖絶壁の上に左写真の様に松の木が1本張り付いていました。いつ崩れるかもしれない断崖絶壁の上に頑張る松の姿は、見るものを感動させますが、しかしこれは他人事ではなく、「我や先、人や先、今日とも知らず、明日とも知らず」生きている私たちの儚い姿を現しているのかも知れません。

樹 種: クロマツ(黒松)
樹木の所在場所:
 横浜市中区本牧三之谷  
写真撮影年月:2019年5月

紹介者:神奈川県横浜市都筑区 中村
気になる樹 120~101
気になる樹 100~81

気になる樹 80~61


気になる樹 60~41


気になる樹 40~21


気になる樹 20~01

  終わり